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英語学習の「なんとなく」を卒業しよう。今の実力を正しく測る、現在地マップの作り方

英語学習の「なんとなく」を卒業しよう。今の実力を正しく測る、現在地マップの作り方

英語学習において最優先すべきことは、客観的な現在地を数値で把握することです。主観的な判断を排除して実力を測定することが、無駄のない学習計画を立てる前提となります。

目的地までの距離を知らないまま進むことは、非効率な学習や挫折に繋がります。この記事では、オンラインで英語力を測定する具体的な手段を示し、学習を効率化するための「現在地マップ」の作成手順を解説します。

📌 この記事の要点(3秒まとめ)
  • 現在地の把握が最優先:迷走を防ぎ、最適な教材を選ぶために客観的な数値化が必要です。
  • 自宅で即座に測定可能:無料の「EF SET」や、AIによる「PROGOS」などのオンラインツールが有効です。
  • 既存資格も基準になる:手元にあるTOEICや英検のスコアから、国際基準(CEFR)の目安を算出できます。

1. 自宅でできる英語レベル測定ツール

現在は会場に赴かなくても、オンラインで測定できるサービスが利用可能です。

■ EF SET(イーエフセット)

「世界基準の英語力を、自宅にいながら完全無料で測定」

国際教育機関「EF」が開発した、オンライン英語テストです。測定精度はTOEICやIELTSといった主要な資格試験とも高い相関性があります。

  • 測定技能:「リーディング」と「リスニング」の2技能。回答状況に合わせて難易度がリアルタイムに変化するシステムを採用しています。
  • テスト構成:15分の簡易テストと、50分の本格的な判定テスト(EF SET Certificate)があります。50分版を完了すると、CEFRのスコアが記載されたデジタル英語能力証明書が無料で発行されます。
EF SET 50分英語テスト(公式サイト)へ
【技術検証データ】
EF SETのスコアは、主要な検定試験(TOEFL iBTやIELTS)と高い相関関係があることが第三者研究機関により報告されています(詳細:EF SET公式技術レポート・検証報告書)。
💡 メモ:完全無料のカラクリ

「本当に無料なの?後から請求されない?」とか心配する人がたまにいますが、本当に完全無料です。履歴書に書けるレベルの証明書がタダで手に入るんだから、とりあえず受けて損はないんじゃないでしょうか。

■ PROGOS(プロゴス)

「スマホで20分!『話す力』を速攻で数値化するAIスピーキングテスト」

ビジネス英語に特化したオンラインスピーキングテストです。AI採点技術の導入により、試験終了から約2分で評価結果が戻ってきます。

  • 測定技能:「スピーキング」技能。単語や発音の正確さだけでなく、論理的なコミュニケーション力を評価します。
  • コストと手軽さ:スマートフォンから約20分で受講可能。1回1,100円(税込)という安さも利点です。結果シートでは6つの指標で細かくフィードバックされます。
    ※記載の料金は個人向けのブラウザ版のものです。アプリや法人向け、オンライン英会話のサービス等ありますので、詳細は公式サイトでご確認ください。
PROGOS(公式サイト)へ
【品質認証データ】
国内のCEFR研究第一人者の監修に基づき設計。国際規格「ISO 29993」学習サービス認証、およびフィンランドの教育評価機関「Education Alliance Finland」による品質認証を取得済みです。

2. 現在の英語力と国際基準(CEFR)の換算表

① 国際指標「CEFR」とは?

CEFRは、単なるテストの点数ではなく、それぞれのレベルで「具体的に何ができるか(Can-do)」を基準にしている国際指標です。数字を追うだけの勉強から「使える英語」を目指す勉強へと意識をシフトしやすいという利点があります。

② 既存の資格(TOEIC・英検など)から換算してみる

手元にある過去の試験結果から、CEFR(国際基準)のレベルに換算する目安です(文部科学省発表の対照表を基準に算出)。

CEFRレベル 英語力の目安 TOEIC L&R スコア 英検の目安
C1(上級) 実務において広範なビジネスに対応でき、複雑な議論もこなせるレベル 945点 〜 990点 1級(高スコア合格)
B2(中上級) 自分の専門分野に関する議論を理解し、ネイティブとも自然に会話ができるレベル 785点 〜 940点 準1級 〜 1級
B1(中級) 身近な話題や仕事、旅行での標準的なやり取りを理解し、対処できるレベル 550点 〜 780点 2級 〜 準1級
A2(初級) 日常生活に必要なごく基本的な情報を理解できるレベル 225点 〜 545点 3級 〜 2級
A1(入門) 日常的な挨拶や、非常に簡単な表現ができるレベル 120点 〜 220点 4級 〜 3級
公的データ出典:文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(平成30年3月発表)

※換算する際の注意点

  • 有効期限:英語に触れていない期間が長いと実力は落ちます。取得してから2年以内のスコアを参照してください。
  • 技能の偏り:TOEIC L&R(読む・聞く)がB2レベルであっても、スピーキング(話す)がA2レベルになるのは一般的です。現状の偏りを知るためのデータとして捉えてください。
  • カバー範囲:資格によって測定範囲が異なるため、偏りを防ぐために他の簡易テストと組み合わせることを推奨します。
  • 4技能を網羅する主要な資格試験に挑戦する:履歴書への記載や、長期的なモチベーション維持を目指す場合は、定期的に公式試験へ挑戦するアプローチが有効です。
    • TOEIC L&R:国内の就職活動、国内ビジネス英語の基礎固めに。
    • 英検:体系的な語彙・文法固めや、大人の学び直しに。
    • IELTS / TOEFL:海外留学、海外移住、グローバル企業への転職に。
  • オンライン英会話の「レベル診断」で対面評価してもらう:多くのオンライン英会話サービスでは、体験レッスンの一環としてレベル診断を提供しています。AIやペーパーテストでは測定しにくい、会話のキャッチボールの円滑さや対応力を評価してもらえる利点があります。

3. レベル別・おすすめの学習アプローチ

CEFRレベルに合わせた学習アプローチを整理します。

■ A1 〜 A2(初級・入門レベル)

「まずはインプットの土台(文法と単語)を徹底的に固める」

中学英語レベルの英文法と基礎単語(1500〜2000語程度)のインプットに注力します。基礎ルールを理解しない段階でのアウトプット(英会話など)は、成長の頭打ちに繋がります。

■ B1(中級レベル)

「覚えた知識を瞬時に引き出すアウトプットの訓練」

インプットした知識を瞬時に引き出す訓練(瞬間英作文やオンライン英会話)を導入します。「知っている英語」を「話せる英語」に変換する時期です。

■ B2 〜 C1(中上級・上級レベル)

「語彙の幅を広げ、抽象的・複雑なトピックに対応する」

語彙の幅を広げつつ、シャドーイングによる発音・リスニングの強化や、特定分野のニュース読解に取り組みます。表現の固定化を防ぐトレーニングが必要です。

4. AIを活用した英語学習の「現在」と「未来のロードマップ」

2026年現在、AIは個人の実力に合わせた24時間対応の学習コーチとして、実用段階に入っています。

比較軸 現在のAI学習(2026年時点の実践例) 未来のAI学習(これからの進化予測)
会話練習 予約不要の音声対話モードで日常英会話や仕事のロールプレイを実践。 映像やホログラム、非言語コミュニケーションを交えた対話。
ライティング添削 作成した英文の誤りや、状況に応じたトーン(丁寧さなど)を数秒で修正。 本人の表現の癖をAIが学習し、個性を残したまま最適な表現に修正。
カリキュラム作成 ニュース記事などを読み込ませ、専用の単語リストや練習問題を即座に自作。 生活・学習ログ、生体データなどから、最適な学習メニューをAIが自動調整。

今日から即座に試せる、AIを使ったトレーニング手順

  • 話し相手のレベル制限:対話型AIに対して「CEFR A2レベルの簡単な英語で、出張時のホテルチェックインのロールプレイをしてください。私が間違えたら指摘してください」と指示を出します。
  • 添削理由の質問:自分が書いた英文をAIに添削してもらう際、修正文を受け取るだけでなく、「なぜこの表現の方が自然なのか、理由を分かりやすく教えて」と指示します。
  • 簡易な要約の依頼:難しい英文記事を読む際、AIに「この記事の要点を、中学生でも理解できる平易な英語に書き換えて」と依頼し、理解のハードルを下げます。
📝 学習アドバイス

AIを「ただの翻訳機」として使ってるのは、勿体ないです。これ、タダ同然で雇える個別指導講師だから使い倒さないと絶対損。まずは上記の手順を丸パクリして試してみてください。

5. 英語レベル測定にまつわる「よくある質問(FAQ)」

英語の実力を客観的に測る方法について、よくある疑問にお答えします。

Q. 自宅で無料で受けられる、信頼性の高い英語レベル判定テストはありますか?

A. 「EF SET(イーエフセット)」がおすすめです。

国際的な語学評価基準「CEFR」に完全準拠したオンラインテストを無料で受験できます。50分版を完了すると、履歴書に活用できるデジタル英語能力証明書が無料で発行されます。

Q. 英語のスピーキング力(話す力)を手軽に測定するおすすめの方法は?

A. ビジネス英語に特化したAIスピーキングテスト「PROGOS(プロゴス)」が適しています。

スマートフォンから約20分で受験可能で、試験終了からわずか2分でAIによる評価結果が戻ってきます。1回1,100円(税込)から利用可能です。

Q. TOEIC L&RのスコアからCEFR(セファール)のレベルを換算する目安は?

A. 公表されている対照表をベースとした大まかな換算目安は以下の通りです。

  • A1(入門): 120点 〜 220点
  • A2(初級): 225点 〜 545点
  • B1(中級): 550点 〜 780点
  • B2(中上級): 785点 〜 940点
  • C1(上級): 945点 〜 990点

Q. 英語の現在地(レベル)は、どのくらいの頻度で測定し直すべきですか?

A. 「3ヶ月〜半年に1回」のペースをおすすめします。

英語力を1ランク(CEFRで1レベル)上げるためには、計画的な学習が約100〜200時間必要とされています。ある程度の学習期間を設けた上で再測定を行うと、成長を明確に実感できます。

6. まとめ:まずは手軽なものから測定してみよう

現在地が分かれば、明日からの学習に迷いがなくなります。

最初から公式試験に申し込む必要はありません。まずは今週末、15分でできる「EF SETのクイックチェック」を受けるか、手元の過去スコアを換算してみることから始めてください。

💬 管理人のぶっちゃけ部屋

ここまで「現在地を測れ」とか真面目な解説をしてきたけど、最後にぶっちゃけ話を一つ……。

英語って最終的には「話してナンボ」です。文法も単語もめちゃくちゃなのに、オンライン英会話で外国人講師と毎日ゲラゲラ笑いながら喋ってたら、いつの間にかペラペラになってた……なんてタイプの人間も実際います。というか、おしゃべり(talkative)な人は本当めちゃ上達早いです。

論理的にカチッと基礎から進めるタイプか、とにかく現場で強行突破するタイプか。自分の性格や目的を考えて、やりやすい方を選べばいいんじゃないでしょうか。セオリー通りにやって息が詰まるなら、そんなセオリーは捨ててましょう。大事なのは楽しく続けることです。

📖 本記事で参照した公的・客観的データ出典