Subordinating Conjunctions of Purpose(目的を表す従属接続詞)とは?種類・使い方・言い換えを徹底解説

英語で「〜するために」「〜しないように」と動作の目的を伝える so thatin order thatlest などの従属接続詞について、文法ルールや助動詞との関係、不定詞句への言い換えまでわかりやすく解説します。

英語で「〜するために」「〜できるように」と、ある行動を行う目的(Purpose)を述べるときに使われるのが subordinating conjunctions of purpose(目的を表す従属接続詞) です。

最も代表的な so that をはじめ、フォーマルな in order that、否定の目的を表す lestfor fear that、予防的な備えを表す in case など、目的や意図を伝える接続詞にはいくつかの表現があります。また、従属節の中で使われる助動詞(can / could, may / might, will / would)との組み合わせや時制も大切なポイントです。

この記事では、次のポイントを整理して詳しく解説します。

  • Subordinating conjunctions of purpose の基本定義と構造
  • 代表的な接続詞(so that, in order that, lest, for fear that, in case
  • 従属節内で使われる一般的な助動詞と表現パターン
  • 「節(so that S + V)」から「句(in order to do / so as to do)」への言い換え
  • 「〜しないように」否定の目的を表す表現の使い分け
  • 「目的」と「結果」を表す so that の文脈による見分け方

1. 基本:Subordinating Conjunctions of Purpose とは?

subordinating conjunctions of purpose(目的を表す従属接続詞) とは、主節(main clause)で述べられている動作や状態が「何のために行われるのか」という目的を示す従属節(subordinate clause)を導く接続詞のことです。

目的節(clause of purpose)は副詞節(adverbial clause)として働き、主節の動詞を修飾します。

基本構造

[主節 (Main Clause)] + [目的の従属接続詞] + [従属節 (S + 助動詞/動詞)]
例:She studied hard so that she could pass the exam.
    (彼女は試験に合格できるように一生懸命勉強した。)

目的を表す従属節の中では、意図や可能性を明確にするために can / couldmay / mightwill / would などの助動詞がよく一緒に用いられます。

代表的な接続詞一覧

接続詞 意味 フォーマル度・特徴 節内でよく使われる形
so that 〜するように、〜するために 日常会話からビジネスまで幅広く使用 can / could, will / would
in order that 〜するように、〜するために フォーマル(書き言葉・公式な場) may / might, can / could
lest 〜しないように、〜するといけないので 格式高い・文芸的(節内にnotを置かない) should + 原形 / 仮定法現在
for fear that 〜することを恐れて、〜しないように ややフォーマル should, might, would
in case 〜する場合に備えて(予防) 日常~ビジネス(予防的な条件・備え) 現在形 / should / might

2. 主な目的の従属接続詞と使い方

① so that(〜するように、〜するために)

英語で目的を表す際、最も一般的で頻繁に使われるのが so that です。会話でも文章でも自然に使えます。話し言葉やカジュアルな場面では that が省略されて単に so となることもよくあります。

時制と助動詞のパターン

主節の動詞の時制に応じて、従属節の助動詞も形を合わせるのが一般的です。

  • 主節が現在形・未来形: so that + S + can / may / will + 動詞の原形(現在形が使われることもあります)
  • 主節が過去形: so that + S + could / might / would + 動詞の原形

例文

  • I left early so that I could catch the first train.
    (始発電車に乗れるように、私は早く出発した。)
  • Please speak clearly so that everyone can hear you.
    (みんなに聞こえるように、はっきりと話してください。)
  • He saved money so that he would be able to buy a new car.
    (彼は新しい車を買えるようにお金を貯めた / 貯金した。)

② in order that(〜するために、〜の目的で)

in order thatso that よりもフォーマルな表現で、学術論文、ビジネス文書、公式なスピーチなどで好まれます。

特徴と助動詞

so that と同様に can / couldwill / would も使われますが、より格式高い文体では may / mightshall / should が選ばれることが多く見られます。

例文

  • The regulations were updated in order that safety standards might be maintained.
    (安全基準が維持されるように、規則が改定された。)
  • We need to collect more data in order that we may reach a precise conclusion.
    (正確な結論に達するために、私たちはより多くのデータを収集する必要がある。)

3. 「〜しないように」否定の目的・予防を表す接続詞

「〜しないように」「〜するのを防ぐために」というネガティブな結果を避ける目的や、予防的な備えを表す従属接続詞も存在します。

① lest(〜しないように)

lest は「〜しないように」「〜するといけないので」を意味する文芸的・フォーマルな接続詞です。

文法上の注意点: lest 自体に否定的な意味が含まれているため、通常節内に not を使いません。
節内の動詞には should + 動詞の原形 または 仮定法現在(動詞の原形) が用いられます。

He ran fast lest he (should) miss the train.
(彼は電車に乗り遅れないように速く走った。)

② for fear that(〜することを恐れて)

for fear that は「〜ということを恐れて」「〜するといけないので」という意味の接続詞です。lest よりも現代英語で比較的使われます。

節内には通常 should, might, would などが置かれます。lest 同様、節内に not をつけずに「〜してしまうのを恐れて」という意味を表します。

She walked quietly for fear that she might wake the baby.
(赤ん坊を起こしてしまうのを恐れて、彼女は静かに歩いた。)

③ in case(〜する場合に備えて)

in case は「万が一〜する場合に備えて」という予防的な備え・条件を表します(直接的な目的というより備えの意味合いです)。

未来のことでも従属節の中では通常現在形(または should)を用います。

Take an umbrella in case it rains.
(雨が降るといけないから傘を持っていきなさい。)

④ so that + 否定形(最も一般的な表現)

日常会話や普通の文章で「〜しないように」と言いたいときは、硬い lest などではなく so that ... won't / can't / wouldn't / couldn't を使うのが最も自然で一般的です。

Write it down so that you don't / won't forget it.
(忘れないようにメモしておきなさい。)

4. 節(Conjunction)から 句(Infinitive Phrase)への言い換え

目的を表す際、接続詞を使って「節(S + V)」を作る方法のほかに、目的を表す不定詞句(Infinitive phrase) を使って短くコンパクトに言い換えることができます。

主節と従属節の「主語が同じ」場合

主節の主語と目的節の主語が一致している場合、不定詞 to doin order to do, so as to do へスムーズに言い換えることができます。

分類 肯定(〜するために) 否定(〜しないように)
節(Conjunction) so that S + can / could + V so that S + won't / couldn't + V
句(Infinitive) in order to V / so as to V / to V in order not to V / so as not to V

例文比較

【肯定の目的】
・[節] He studied hard so that he could pass the test.
・[句] He studied hard in order to pass the test.
・[句] He studied hard so as to pass the test.
(彼はテストに合格するために一生懸命勉強した。)
【否定の目的】
・[節] She left early so that she wouldn't miss the bus.
・[句] She left early in order not to miss the bus.
・[句] She left early so as not to miss the bus.
(彼女はバスに乗り遅れないように早く出発した。)

主節と従属節の「主語が異なる」場合

主節の主語と目的節の主語が異なる場合、不定詞句にするには for + 意味上の主語 + to V という形を作る必要があります。

・[節] I stepped aside so that she could pass.
・[句] I stepped aside for her to pass.
(彼女が通れるように、私は脇へ寄った。)

5. 混同注意!「目的」の so that vs 「結果」の so that

so that には「目的(〜するために)」のほかに、「結果(その結果〜だ)」 を表す使い方もあります。見分け方のポイントは、「意図的な目的」か「実際に生じた結果」かという文脈の違いです。

用法 特徴・目安 意味 例文
目的(Purpose) 節内に can/could などの可能性の助動詞を伴うことが多い。直前にカンマがないことが一般的。 〜するために
〜するように
He worked hard so that he could buy a house.
(家を買えるように一生懸命働いた。)
結果(Result) 直前にカンマ(,が付くことが多く、実際に起こった結果を表す。 その結果〜した
したがって〜だ
It rained heavily, so that the match was cancelled.
(大雨が降り、その結果試合は中止になった。)

※目的を表す so that の前にカンマが置かれる場合も稀にありますが、文節全体が「これから達成したい目的(〜できるように)」を述べているのか、「起こった事実・結果(その結果〜した)」を述べているのかを文脈から読み取るのが最も確実です。

6. 英文法・TOEIC・論文で役立つ注意点

① 人の目的を表す際の for + -ing に注意

日本語の「〜するために」から直訳して I went to the store for buying food. と書いてしまうミスがよく見られます。

人が特定の行動を起こす意図や目的を表す場合は、for + -ing ではなく to + 動詞の原形(または so that S + V)を用いるのが自然です。
(例:I went to the store to buy food.
for + -ing は「ハサミは紙を切るための道具だ(Scissors are used for cutting paper.)」のように、物や道具の一般的な機能や用途を説明する場面で主に使用されます。

② フォーマルな文章・論文での表現

アカデミックライティングや公的文書では、単に so とする口語的な表現を避け、so that やよりフォーマルな in order thatin order to が選ばれる傾向があります。

例:The study was conducted in order that researchers might better understand the phenomenon.

③ lest の文法問題での出題パターン

資格試験や文法問題で lest が問われる際、二重否定(lest ... not)になっていないかや、動詞の原形(仮定法現在)が使われているかが試されます。

例:He took notes lest he forget the instructions.(三単現のsがついた forgets や過去形 forgot ではなく、原形 forget または should forget になる)

④ so as not to の語順

so as to の否定表現は、not を不定詞の直前に置く so as not to が標準的で、書き言葉でも広く推奨されます。

推奨:She spoke quietly so as not to wake the child.

7. FAQ(よくある質問)

Q1. so that の that は省略できますか?

A. 日常会話やカジュアルな文章では頻繁に省略され、単に so になります。
例:I'll leave early so I can catch the train.
ただし、フォーマルな文書や論文では省略せず so that と明確に書くのが望ましいです。

Q2. so that と in order that の違いは何ですか?

A. 意味はほぼ同じですが、フォーマル度の違いがあります。
so that は会話から文章まで幅広く用いられます。一方 in order that は硬くフォーマルな響きを持ち、主に書き言葉や公式なフォーマルスピーチで使われます。

Q3. in case と so that の違いは何ですか?

A. 「意図する目的を達成するため」か「万が一の予防・備えのため」かの違いです。
so that:目的を直接達成するために行動する(例:Take a coat so that you won't get cold. = 寒くならないようにコートを着る)
in case:万が一の事態に備えて行動する(例:Take a coat in case it gets cold. = 寒くなった場合に備えてコートを持っていく)

Q4. lest は現代英語でも使われますか?

A. 現代の日常会話ではほとんど使われません。
ニュース記事、文学作品、政治スピーチなどで見られる格式高い語です。日常会話では so that ... won'tin caseto avoid -ing などが好まれます。

Q5. 目的節の中で助動詞(can/could等)は必須ですか?

A. 必須ではありませんが、併用されるのが非常に一般的です。
目的を表す so that 節内では can / could / may / might / will / would などの助動詞を置くことで「〜できるように」という目的のニュアンスが明確になります。ただし、文脈によっては助動詞を伴わず現在形などが使われるケースもあります。

8. まとめ

Subordinating conjunctions of purpose(目的を表す従属接続詞)の重要ポイントを整理します。

  1. 目的を表す従属接続詞は、主節の動作を行う目的(〜するために)を説明する副詞節を作る
  2. 代表例は so that(最も一般的)と in order that(フォーマル)
  3. 目的節の中では can / couldmay / mightwill / would などの助動詞が併用されることが多い
  4. 主節が過去形の場合、目的節の助動詞も過去形(could / might / would)に合わせるのが一般的
  5. 否定の目的(〜しないように)には so that ... won't/can'tlestfor fear that を使用する
  6. 主語が一致する場合、節(so that S + V)は句(in order to V / so as to V)に言い換えられる
  7. 文脈やカンマの有無によって「目的(〜するために)」か「結果(その結果〜した)」かを識別する

目的を表す従属接続詞を正しく理解して使いこなせると、出来事の意図や論理関係が明確になり、より説得力のある英文やスムーズな英語表現を組み立てることができるようになります。

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