英語の文章を読んだり書いたりするときに重要な文法要素が subordinating conjunctions of result(結果を表す従属接続詞) やこれらを用いた 結果構文 です。
so... that...(とても〜なので…)、such... that...(とても〜な…なので…)、, so that...(その結果〜)など、主節で起きた原因や状況を受けて、引き起こされた「結果」や「結末」を後ろの節(従属節)としてつなぐ役割を果たします。
この記事では、次のポイントを分かりやすく整理します。
- Subordinating conjunctions of result の基本的な役割と仕組み
so... that...とsuch... that...の語順・使い分け- 「結果」の
so thatと「目的」のso thatの正確な見分け方 - フォーマルな文章や学術文書で使われる
with the result thatやsuch that表現 - コンマの表記や
thatの省略ルール - 接続副詞(
as a resultやtherefore)との文法上の明確な違い
1. まず押さえる!Subordinating Conjunctions of Result の基本概要
subordinating conjunctions of result とは、主節(原因や状況)を受けて、その結果として生じた内容(結果・結末)を導く従属接続詞(または接続詞句)のことです。日本語では「結果を表す従属接続詞」「程度・結果の接続詞(構文)」などと呼ばれます。
従属接続詞によって導かれる節(副詞節)は主節に従属する形となり、文章全体で「原因・程度 → 結果」という論理構造を形成します。
結果を表す表現の全体像
主な結果表現は、文構造やニュアンスによって次のように整理できます。
├── 程度・結果構文(とても〜なので…だ)
│ ├── so + 形容詞 / 副詞 + that ...
│ └── such + (形容詞) + 名詞 + that ...
├── 順接・結果の接続詞句(…した、その結果〜だ)
│ └── , so that ... / , so ...
└── フォーマルな結果表現(書面・学術文書)
├── with the result that ...
└── such that ...(〜となるような結果で / 〜であるように)
代表例で比較
| 表現 | 構文の型 | 主な意味 | 特徴・ニュアンス |
|---|---|---|---|
| so ... that | so + 形容詞/副詞 + that | 非常に〜なので…だ | 形容詞・副詞の程度を強調する表現 |
| such ... that | such + (形容詞) + 名詞 + that | 非常に〜な名詞なので…だ | 名詞(句)を中心に強調する表現 |
| , so that | 主節, so that + 節 | …した、その結果〜となった | 出来事の自然な結末を示す(コンマが目印になりやすい) |
| with the result that | 主節 + with the result that + 節 | 〜という結果になった | 論文・ニュース・ビジネスなどで使われる硬い表現 |
2. 代表的な表現①:so... that... と such... that...
結果を表す構造の中で最も頻出するのが、「程度・結果」を表す so... that... と
such... that... の構文です。主節の程度が非常に大きいことを強調し、その結果どうなったかを that 節で説明します。
① so + 形容詞 / 副詞 + that ...
so の後ろには 形容詞 または 副詞 が直接続きます。
・The test was so difficult that many students failed.
(テストが非常に難しかったので、多くの生徒が不合格になった。)
・He ran so fast that no one could catch him.
(彼は非常に速く走ったので、誰も追いつけなかった。)
数量を表す語(many, much, few, little)がある場合
名詞を修飾していても、前に many / much /
few / little などの数量形容詞がつく場合は such ではなく
so を使います。
※ ❌ such many people とは言いません。
② such + (a/an) + (形容詞) + 名詞 + that ...
such は名詞句を修飾するため、後ろに 名詞(句) を伴います。
・It was such a cold day that the lake froze over.
(非常に寒い日だったので、湖が一面凍りついた。)
・They are such good friends that they do everything together.
(彼らはとても良い友人同士なので、何でも一緒に行う。)
【比較】語順と書き換え
単数可算名詞を含む場合、so と such
で以下のような語順の違いが生じます。
| 修飾語 | 語順 | 例文 |
|---|---|---|
| so | so + 形容詞 + a/an + 名詞 | It was so cold a day that...(文芸的・硬い表現) |
| such | such + a/an + 形容詞 + 名詞 | It was such a cold day that...(一般的) |
3. 代表的な表現②:so that... の「結果」と「目的」の違い
英語学習で整理しておきたいのが、so that という表現です。so that
は「結果(その結果〜)」を表す場合と、「目的(〜するために)」を表す場合があります。
| 役割 | コンマ(,)の有無 | 従属節内の動詞 | 意味・文脈上のポイント |
|---|---|---|---|
| 結果(Result) | 置かれることが多い(主節, so that) | 直説法(※文脈で助動詞が入ることもある) | …した、その結果(実際に)〜となった |
| 目的(Purpose) | 通常置かない | 助動詞(can / could / will / may など)を伴うことが多い | 〜するために(意図して)…した |
【重要判別ポイント】
「助動詞があるか」「コンマがあるか」は重要なヒントですが、絶対的な決定打ではありません。「実際に生じた客観的な結果(結果)」を述べているのか、それとも「主語の意図・目指した目標(目的)」を述べているのかという文脈上の意味の違いで見分けることが確実です。
例文による比較
(激しい雨が降り出し、その結果(そのため)私たちはピクニックを中止せざるを得なくなった。)
→ 主節の出来事によって実際に引き起こされた結果・結末を述べています。
(始発電車に乗るために(乗れるように)、私たちは早く出発した。)
→ 早く出発した目的・意図(電車に乗ること)を説明しています。
※日常会話では、結果を表す , so that の that が省略されて、単に
, so ...(だから〜、その結果〜)として使われることが一般的です。
4. フォーマル・学術文章で使われる結果表現
論文、レポート、ビジネス文書などのフォーマルな文脈では、より明瞭で学術的な結果の接続表現が用いられます。
① with the result that ...(その結果〜)
主節の行動や状況によって生じた客観的な結果を導くフォーマルな接続詞句です。論理的な因果関係を明確にするため、論文やニュース記事で好まれます。
- The company invested heavily in R&D, with the result that
production costs decreased by 20%.
(同社は研究開発に多額の投資を行い、その結果、製造コストが20%削減された。)
② such that ...(〜となるような結果で / 〜であるように)
主節の性質や構造が「〜という結果・状態をもたらすようなものである」ことを示します。数学・論理学・技術文書などで条件や状態を厳密に記述する際によく用いられます。
- The system was designed such that data could be retrieved
instantly.
(そのシステムは、データが即座に検索(取得)できるように設計されていた。)
【補足】接続副詞(as a result / therefore)との文法上の違い
結果を表す表現には、従属接続詞のほかに 接続副詞(conjunctive adverbs / adverb
phrases)(例:as a result,
therefore, consequently)があります。これらは品詞が異なるため、文章のつなぎ方が異なります。
| 分類 | 代表例 | 文脈でのつなぎ方・ルール |
|---|---|---|
| 従属接続詞・接続詞句 | so that, with the result that | 1つの文の中で主節と従属節を直接つなぐことができる |
| 接続副詞 | as a result, therefore | 文をピリオドで一度区切るか、セミコロン(;)を用いて文をつなぐ |
[接続副詞 ①] He worked hard. As a result, he passed the exam.(ピリオドで完全に独立させる)
[接続副詞 ②] He worked hard; therefore, he passed the exam.(セミコロンでつなぐ)
5. 表記ルールと注意点
① that の省略
日常会話やカジュアルな文章では、so... that... や such... that... の
that は頻繁に省略されます。
例:I was so tired (that) I went to bed early.
フォーマルな論文やビジネス文書では、構文を明瞭にして誤解を防ぐため that を明記するのが標準的です。
② 節の位置と語順
条件(if)や理由(because)の節は文頭に置くこともできますが、結果を表す
so や so that の節は、論理展開(原因→結果)の上、主節の後に配置されます。
⭕️ We arrived late, so that we missed our connection.
※なお、目的を表す so that 節(〜するために)は文頭に置くことが可能です(例:So that I could see better,
I moved forward.)。
③ 不定詞構文(enough to / so... as to)との関係
節(主語+動詞)を作らず、不定詞を用いて同等の「程度・結果」の意味を表すことができます。
・He was so kind that he helped me.
≒ He was kind enough to help me.
≒ He was so kind as to help me.(※文芸的・硬い表現)
④ 否定文での too... to... 構造
「〜すぎて…できない」という否定的な結果を表す場合、so... that... cannot と too... to...
は近い意味になります。
・The box was so heavy that I couldn't lift it.
≒ The box was too heavy for me to lift.
6. FAQ(よくある質問)
Q1. Subordinating conjunctions of result とは何ですか?
A. 「結果を表す従属接続詞(および結果構文)」の英語名です。
主節の原因や状況を受けて「その結果〜となった」「非常に…なので〜だ」という結末を導く接続語や構文(so... that, such... that, with the
result
that など)を指します。
Q2. so... that... と such... that... の違いは何ですか?
A. so の後ろには「形容詞・副詞」、such の後ろには「名詞(句)」が来ます。
例:so hot that...(とても暑いので)、such a hot day that...(とても暑い日なので)。ただし so many / so much
のように数量詞がある場合は名詞があっても so を使います。
Q3. so that は「目的」ですか?「結果」ですか?
A. 文脈によって両方の意味になります。
実際に生じた客観的な出来事を述べる場合は「結果(その結果〜となった)」、主語の意図や達成したい目標を述べる場合は「目的(〜するために)」となります。結果ではコンマが添えられることが多く、目的では
can や could などの助動詞が使われることが多いのが特徴です。
Q4. so... that... の that は省略できますか?
A. 日常会話やカジュアルな文章ではよく省略されます。
例:It was so hot we stayed indoors. ただし、学術論文やビジネス文書では文章の構造を分かりやすくするため that を明記するのが標準的です。
Q5. as a result は従属接続詞ですか?
A. いいえ、as a result は「接続副詞(副詞句)」です。
従属接続詞のように2つの節を直接つなぐことはできず、通常はピリオドで文を区切って「As a result, S + V.」とするか、セミコロン(;)を用いて接続します。
Q6. 結果を表す節を文頭に置くことはできますか?
A. 結果を表す so や so that 節は文頭に置くことができません。
原因(主節)から結果への時間・論理の流れがあるため、常に主節の後に配置されます。一方、目的を表す so that 節(〜するために)は文頭に置くことも可能です。
7. まとめ
Subordinating conjunctions of result(結果を表す従属接続詞・結果構文)を理解するための重要ポイントを整理します。
- 主節で起きた「原因・状況」の「結果・結末」を導く表現構造
so + 形容詞/副詞 + that...:非常に〜なので…だ(形容詞・副詞の程度を強調)such + (a/an) + (形容詞) + 名詞 + that...:非常に〜な名詞なので…だ(名詞句を強調)- 数量詞(many, much, few, little)がつく場合は
suchではなくsoを用いる so that...(結果)は「実際に生じた結果」を意味し、意図や目標を表す「目的の so that(〜するために)」と文脈上区別する- フォーマルな文脈では
with the result that...やsuch that...が用いられる as a resultやthereforeは接続副詞であり、従属接続詞とは文法上の接続ルールが異なる- 結果を表す
so/so that節は、必ず原因となる主節の後に配置される
原因と結果を論理的につなぐ表現をマスターすると、英語の長文読解がスムーズになるだけでなく、ライティングでも説得力のある複雑な文章(複文)を正確に書けるようになります。
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