fall through
【意味】(計画・取引・合意・契約などが)実現しない、立ち消えになる、流れる、不成立に終わる
YouTubeの膨大な動画から、ネイティブが実際に「fall through」を発音・使用しているシーンを直接連続再生できます。
コア・イメージ(なぜこの意味になる?)
fall through
のイメージは、進んでいた計画や取引が、最後まで実現することなく、途中で「抜け落ちる」ように消えてしまう感覚です。
「実現するはずだったものが、成立というゴールに届かず抜け落ちてしまう」ことから、結果として「計画や取引が流れる・立ち消えになる・不成立に終わる」という意味で広く使われます。
ニュアンス比較 (fall through vs call off)
「予定や計画がなくなる」場面で混同されやすい2つですが、「誰かが中止する」のか、「計画・取引などが実現しない」のかという視点と文法に違いがあります。
fall through (不成立という結果に焦点)
主語=計画・取引・合意(自動詞)
意見の不一致、資金不足、条件の変更など、さまざまな理由によって、計画や取引が結果として実現せず、不成立に終わるニュアンス。
The deal fell through. /
Our plans fell through.
call off (誰かが中止する行為に焦点)
人や組織などが、予定・計画・イベントを中止する(他動詞)
人や組織などが、予定・計画・イベントなどを「中止する/取りやめる」行為に焦点を当てる表現。
They called off the meeting. /
We called off the trip.
語法ルール & 文脈に応じた関連表現
文脈に応じた関連表現
日常会話やビジネスでも fall through は自然によく使われる表現です。文脈に応じて以下のような関連表現も使われます:
・fail:失敗する/うまくいかない(より広い意味で使える)
・collapse:計画・組織・体制などが崩壊する/破綻する
・break down:交渉・話し合いなどが決裂する
・fail to materialize:実現に至らない(フォーマル)
文法ルール(自動詞用法)
この「計画などが実現しない」という句動詞用法では、自動詞として目的語を直接取りません。主語には plan, deal, agreement,
contract, sale など「成立・実現するもの」が来ます。
※なお、物理的に「〜を通り抜けて落ちる」という意味では、fall + through + 名詞 という通常の構造になります(例:fall through
the ice / The water fell through the roof.)。これは「不成立になる」という句動詞の用法とは別です。
シーン別実践例文
The acquisition fell through at the last minute due to financing issues.
資金調達の問題により、買収取引は土壇場で白紙(不成立)になりました。
Our weekend plans fell through because our schedules didn't match.
みんなの予定が合わなくなって、週末の旅行の計画は立ち消えになってしまいました。
We thought we found our dream house, but the sale fell through after the inspection.
理想の家を見つけたと思ったのですが、物件調査の後に売買契約が流れてしまいました。
ChatGPT / Gemini 会話練習プロンプト
以下のプロンプトをコピーしてAIチャットに貼り付けると、「fall through」を使った英会話のアウトプット練習がその場ですぐに始められます!
句動詞「fall through」を使って、私と英会話のロールプレイをしてください。 シチュエーション:楽しみにしていた旅行の計画やビジネスの商談が直前でダメになってしまった場面 ルール: 1. あなたから「あの計画どうなった?」と短く話しかけてください。 2. 私が「fall through(または過去形 fell through)」を使って返答したら、自然な表現かどうかフィードバックしてください。
関連する句動詞(動詞別・前置詞別)
動詞「fall」を使った他の句動詞
前置詞・副詞「through」(通り抜けて・貫通して)を使った他の句動詞
応用語法チェッククイズ
Q. 「住宅ローンの審査が通らず、住宅の購入が【白紙・立ち消えになってしまった】」という文脈で、【文法的に正しく自然な英文】はどれ?
句動詞の感覚をさらに深めるおすすめ名著・辞典
丸暗記を脱却し、ネイティブの生きたコア・ニュアンスや自然な使い分けをマスターしたい学習者におすすめの厳選洋書・辞典です。
-
English Phrasal Verbs in Use (Michael McCarthy, Felicity O'Dell / Cambridge)
[Amazonで詳細を見る ↗]
ケンブリッジ大学出版局の定番教材。文脈の中での自然な使われ方と豊富な練習問題を通して、句動詞を体系的かつ実践的に学べます。 -
Oxford Phrasal Verbs Dictionary for Learners of English (Oxford University Press)
[Amazonで詳細を見る ↗]
学習者向けに編纂されたオックスフォードの句動詞専門辞典。共起する前置詞や目的語の使い方、豊富な例文やコロケーション情報が充実しており、手元に置いておきたいレファレンスです。 -
Really Learn 100 Phrasal Verbs (Oxford University Press)
[Amazonで詳細を見る ↗]
日常英会話でよく使われる重要な句動詞100個を厳選。1ページ1表現のコンパクトな構成で、初心者でも無理なくステップアップしながら句動詞を身につけられる一冊です。
記述・語法根拠(信頼性と出典)
本ページに掲載している「fall through」の定義・コアイメージ・自動詞構文ルール・用法は、以下の辞書およびコーパスなどを参考に検証・構成しています。
- Oxford Phrasal Verbs Dictionary: For Learners of English(オックスフォード句動詞辞典)
- Cambridge International Dictionary of Phrasal Verbs(ケンブリッジ国際句動詞辞典)
- Longman Dictionary of Contemporary English / LDOCE(ロングマン現代英英辞典 コーパスデータ)
- COCA - Corpus of Contemporary American English(現代アメリカ英語コーパス)